身体に宿る記憶、記憶を写す身体。Nibrollのメンバーが17年前に感じた「いつからコーヒーが飲めるようになったのだろう、いつから大人になったのだろう…」という大人になる曖昧な境界線と風化しない記憶・身体の記憶を重ね合わせた『コーヒー』が、新たな作品として語り継がれる。
PROGRAM
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Nibroll 『コーヒー』
オープニング・プログラム
Photo:Masunaga Yasuyuki
- 2.2 [fri] 19:30
- 2.3 [sat] 17:00
- 2.4 [sun] 17:00
@横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
矢内原 美邦
1997年ダンスカンパニーニブロールを結成、主催兼振付家としての活動を始める。日常的な身振りをベースに現代の東京の空気をドライに提示する独自の振付で、オレゴン・ダンスフェスティバル、サンフランシスコ・BUTOフェスティバル、ベルリン・フュージョンフェスティバル、ラオコオン・フェスティバルなど数々の海外のフェスティバルにも招聘され、先端的な劇場として知られるThe Kitchen(ニューヨーク)での単独公演も行うなど高い評価を受けている。2005年、吉祥寺シアターのこけら落とし公演を契機に、演劇作品に取り組む「ミクニヤナイハラプロジェクト」を始動、劇作・演出を手がける。2012年『前向き!タイモン』で第56回岸田國士戯曲賞受賞。横浜ダンスコレクションコンペティションⅠ審査員