幼少から培ってきたバレエを基礎とし、コンテンポラリーダンスとの領域を横断しながら活動する寺田みさこが、他者と自分の身体を「共有」して生まれる表現を身体に宿す。
チョン・ヨンドゥ、塚原悠也、マルセロ・エヴェリンという、世代、バックグラウンド、ダンスのキャリアの異なる三人の振付家が寺田みさことクリエーションする三部作。
寺田みさこ『三部作』
db×YDC 共同製作
NPO法人 DANCE BOX
1996年、コンテンポラリーダンスに関わる振付家やダンサーの創造環境の整備を目指して創設。2002年にNPO法人化し、2007年まで拠点劇場Art Theater dBを運営。2009年に新長田に移転し、拠点劇場ArtTheater dB神戸を開設。ダンスを中心としたプログラム展開を行い、ほぼ全ての公演を新長田での滞在制作を経て上演している。
- 2.15 [thu] 17:00
- 2.16 [fri] 17:00
- 2.17 [sat] 14:30
- 2.18 [sun] 14:30
寺田みさこ
幼少よりクラシックバレエを学ぶ。1987年より石井アカデミー・ド・バレエにて、石井潤振付の主要レパートリーに多数主演。91年より砂連尾理とダンスユニットを結成し国内外で作品を発表。「トヨタ コレオグラフィーアワード2002」にて、次代を担う振付家賞(グランプリ)、オーディエンス賞をダブル受賞。平成16年度京都市芸術文化特別奨励者。アカデミックな技法をオリジナリティへと昇華させた解像度の高い踊りに定評がある。
塚原悠也
2006年にコンタクトゴンゾを立ち上げ公園や街中で殴り合いのようにも見える即興的な身体の接触を開始。集団で国立国際美術館やニューヨーク近代美術館などを始め、各国でインスタレーション作品やパフォーマンスを発表。個人名義では、2015-17年丸亀市猪熊弦一郎現代美術館企画<PLAY>にて「ムカムリ・ジャミポス3部作」を連続発表。
チョン・ヨンドゥ
「Doo Dance Theater」代表。俳優としての活動を経て、韓国芸術総合学院で舞踊を学ぶ。観客の心に深く訴えかける数々のダンス作品を発表し、韓国を代表する気鋭のダンサー・振付家のひとりとして国際的な評価を獲得。現在、立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授として教鞭に立ち、日本と韓国を往来しながら活動している。
マルセロ・エヴェリン
テレジナ(ブラジル)生まれ、振付家・研究者・パフォーマー。アムステルダムとテレジナで活動。ヨーロッパでは1986年よりクリエイターとして、1995年に設立した「デモリション Inc.」と共に活動を展開。近作『どこもかしこも黒山の人だかりとなる』(2012)や『Batucada』(2014)『病める舞』(2017)は世界各地のフェスティバルで発表されている。
神戸公演『ダンスボックス・ソロダンスシリーズ vol.2』
1.19 Fri 20:00, 1.20 Sat 19:00, 1.21 Sun 15:00
会場:Art Theater dB Kobe