マイムの動きをベースとした演出・振付で、世代を超えて注目を集め続けるカンパニーデラシネラ。新作『見立てる』では、日本文化における特徴的な表現「見立て」をテーマに、日本的な時空「間」について身体でアプローチする。シンプルな物事をクローズアップすることで、核となる部分を想像させようとする本作。もっと世界を知りたくて、人生を俯瞰して見てみたくて―。見立てること、凝縮すること、記号化することで、見えてくることがある。そしてそこからこぼれ落ちるもの、記号からはみ出すものもある。その瞬間に、人生が見える。改めて日本の文化を見つめ直す新作だ。
PROGRAM
5
カンパニーデラシネラ『見立てる』(世界初演)
Photo:Ito Kaori
- 2.11 [mon] 19:30
- 2.12 [tue] 19:30
- 2.13 [wed] 15:00/19:30
- 2.14 [thu] 15:00/19:30
- 2.15 [fri] 17:00
- 2.16 [sat] 13:00/18:00
- 2.17 [sun] 13:00
@横浜にぎわい座 のげシャーレ
Photo:Ishikawa Jun
小野寺修二
演出家・振付家。<カンパニーデラシネラ>主宰。日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。1995年〜2006年、パフォーマンスシアター<水と油>にて活動。その後文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として1年間フランスに滞在。帰国後、<カンパニーデラシネラ>を立ち上げる。マイムの動きをベースに台詞を取り入れた独自の演出で、世代を超えて注目を集めている。第18回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞受賞。主な演出作品として『あの大鴉、さえも』(2016年、東京芸術劇場他)、『ふしぎの国のアリス』(2017年、新国立劇場)、『竹取』(2018年、シアタートラム他)等。また瀬戸内国際芸術祭にて野外劇『人魚姫』を発表するなど、劇場内にとどまらないパフォーマンスにも取り組んでいる。2015年度文化庁文化交流使。