スペインのグラン・カナリア島で毎年開催の国際ダンスフェスティバル MASDANZA(2018年)にて振付部門最優秀賞を受賞、Certamen Coreográfico del Distrito de Tetuán 2017でベストダンサー賞を受賞したマリオ・ベルムデス・ヒールの初来日公演。マリオ(振付家)の故郷スペイン・アンダルシア地方の伝統とキャサリン・クーリー(ダンサー)の故郷アメリカのフォークロアの動きの糸が交差し、柔和と緊張、平穏と混沌が繰り返す。絶妙な間合いとともに全てが独自のムーブメントに昇華する瞬間に、過去や現在を超越した永遠の時空が広がっていく。
マリオ・ベルムデス・ヒール
『DUET ALANDA』(日本初演)
大森瑶子
『甘いの、ゾルミ』(世界初演)
ダンスコネクション
- 2.1 [sat] 16:00
- 2.2 [sun] 16:00
マリオ・ベルムデス・ヒールMario Bermudez Gil
『DUET ALANDA』(日本初演)
- 振付:マリオ・ベルムデス・ヒール
- 出演:マリオ・ベルムデス・ヒール、キャサリン・クーリー
マリオ・ベルムデス・ヒール
スペインに拠点を置くコンテポラリーダンス・カンパニー〈Marcat Dance〉の芸術監督、振付家。これまで様々な国際ダンスフェスティバルの振付部門で大賞を受賞したほか、〈スペイン国立舞踊団〉、〈ウェールズ国立舞踊団〉、フラメンコスターのエバ・ジェルバブエナ、台湾のダンスカンパニー〈翃舞製作(Hung Dance)〉、ロッテルダムの〈スカピーノ・バレエ団〉からコミッションを受け作品を制作。パフォーマーとして2012〜2016年に〈バットシェバ舞踊団〉、2011年に〈ガリム・ダンス〉、2010年に〈ジェニファー・ミュラー/ザ・ワークス〉のメンバーとして活動。スペインのセビリアにあるCentro Andaluz de Danzaでダンスを習う。これまでアンダルシア州ハエン県の若手に贈られるハエン若手奨励賞2017(Premios Jaén Joven 2017)を受賞、2017年には米誌ダンス・マガジンの「注目すべきダンサー25人」に選出された。
大森瑶子Omori Yoko
横浜ダンスコレクション2019コンペティションⅡで最優秀新人賞を受賞、切れ味のよい踊りに定評があり、その動きから生まれる個性的なテクスチャーが観客を魅了する大森瑶子が、「薬、不幸依存症」をテーマに創作に挑む。自分にとって何の害ももたらさない優しい薬、その優しさだけでは満足できず棘があり苦しいものを求めてしまう依存に纏わる心のありようを描く、現代と共鳴しあう意欲作。
『甘いの、ゾルミ』(世界初演)
- 振付:大森瑶子
- 出演:大森瑶子、木村素子、越戸茜
大森瑶子
神奈川県出身の23歳。幼少の頃よりクラシックバレエを習い、現在は主にコンテンポラリーダンスやヒップホップなどを踊っている。SAI dance festival 2018にて審査員賞受賞、横浜ダンスコレクション2019にて最優秀新人賞、タッチポイントアートファウンデーション賞受賞。