2022年4月に初代の横浜赤レンガ倉庫1号館振付家に就任した梅田宏明。2023年6月に発表した『動態│Moving State』以降、「振付」の枠に収まらない自身の探求を、動くものの態度をデザインする「動態デザイン(Behaviour Design)」、自身を「動態デザイナー」と呼んでいる。本公演では動態デザインとして、ダンス、サウンド、ビジュアルのデザインとプログラミングを梅田が担当し、自身が踊るソロ『assimilating』と、主宰するSomatic Field Projectのダンサーが踊る『Moving State 1』の二つの新作で構成。研ぎ澄まされた身体とビジュアルアートが融合する、新たな舞踊美学を提示する。
PROGRAM
7
梅田宏明『assimilating』
Somatic Field Project『Moving State 1』
- 12.09 [Sat] 18:00
- 12.10 [Sun] 16:00
@横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
梅田宏明『assimilating』
- 動態デザイン・ダンス: 梅田宏明
- サウンドデザイン: 梅田宏明
- ビジュアルデザイン・プログラミング: 梅田宏明
- 制作: S20
- 共同制作: 横浜赤レンガ倉庫1号館
- プロデューサー: 田野入涼子
Somatic Field Project『Moving State 1』
- 動態デザイン: 梅田宏明
- ダンス: 中村優希、大塚郁実、鈴木夢生、中村友美
- サウンドデザイン: 梅田宏明
- ビジュアルデザイン・プログラミング: 梅田宏明
- 制作: S20
- 共同制作: 横浜赤レンガ倉庫1号館
- プロデューサー: 田野入涼子
©Tarumi Aya
梅田宏明
東京都出身の振付家、ダンサー、ビジュアル・アーティスト。写真を学んだ後に身体表現に関心を広げ、特定のメソッドにとらわれずに視覚芸術やデジタル表現も取り入れた領域横断的なダンスアートを独自に追求。2000年から作品の発表を開始し、2002年横浜ダンスコレクションで上演した『while going to a condition』が国際的に評価され、フランスをはじめ現在まで世界の40ヶ国、150以上の都市でパフォーマンス作品や身体感覚にフォーカスしたインスタレーション作品を発表している。サウンド、映像、照明デザインも手がけ、独創的なムーブメントとデジタルテクノロジーが融合する梅田の作品は、ビジュアルアートの文脈でも高く評価されている。
2022年4月に日本を代表するダンス拠点のひとつである横浜赤レンガ倉庫1号館の初代横浜赤レンガ倉庫1号館振付家に就任し、新たな発想でダンスの創作、上演、普及の活動を行う。