振付家ワークショップは、ディレクターの梅田宏明が日本には芸術としての振付家の教育環境が少ないことに着目し、2017 年度に vol. 0(試験版)を開始しました。振付について多角的に検討・議論する場を設け、概念を共有することで、振付家やコンテンツのレベルの底上げだけでなく、日本のコンテンポラリーダンスのシーンの活発化と成熟の一助となることを目指しています。vol. 4となる今回は、S20とヨコハマダンスコレクションとの共同主催にて9月30日(土)から実施しています。
このワークショップ期間に講義を受けながら作品を創作をした8名の受講者による成果発表(作品上演)です。
「振付家ワークショップ vol.4」成果発表
- 12.13 [Wed] 19:00
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日 時:2023年12月13日(水) 19:00(20:40終演予定)
会 場:象の鼻テラス
料 金:無料(但し要事前予約・先着順 https://chrws4.peatix.com/ )
振付家:黒沼 千春、小林 萌、小松 菜々子、高橋 綾子、武安 由宇里、火野7、藤井 千聖、横濱 さくら
振付家ワークショップ・ディレクター:梅田 宏明
舞台監督:岩田 拓朗(arsaffix Inc.)
マネジメント:田野入 涼子、大西 優里亜
公式サイト(Instagram):@chrws_jp
黒沼 千春
振付家/ダンサー/書家
日本大学芸術学部・トリニティラバン卒業
ダンスと書道を融合した作品「Dots x Linesシリーズ」の制作と発展を研究し、YPAM、エジンバラフェスティバルフリンジや様々な国際フェスティバルにて作品発表。
CMやMVの出演や振付、声優、音楽ユニット、演劇などの振付も行う。
小林 萌
5歳から始めた空手で黒帯をもち、13歳から踊り始める。
大東文化大学在学中に odd fish を結成。
2021年YDC competition II にてアーキタンツ・アーティスト・サポート賞受賞。
2022年Duo Dance Festival 招聘・最優秀賞を受賞。
2023年Buddhism dance festival 招聘・グランプリ受賞。
今まで、康本雅子、柿崎麻莉子、梅田宏明の作品・企画に出演。
小松 菜々子
“結合する身体”をモチーフにその場に居合わせたもの同士の繋がりを振り付ける。2022年度 DANCE BOX アソシエイト・アーティスト。『あわいにダンス』@ArtTheater dB KOBE(Kobe, 2023)/『Border』@Aoyama Spiral Hall (Tokyo, 2019) などを発表。
高橋 綾子 | Ayalis In Motion
慶應義塾大学卒業後、渡米。Urbanity Dance Company、Kibbutz Contemporary Dance Company、Nadine Bommer Dance Company、AZOTH Dance Theatre等にてダンサー・振付家として活動後、Ayalis In Motion を設立。リンカーンセンター、ボストン美術館、BAM Fisher、NYLA等で公演を行う。Istanbul Fringe Festival、Malta Arts Festival、Reykjavik Dance Festival、BETA Publica、ブロア国際舞踊祭、MASDANZA、Jerusalem International Festival をはじめとする国際舞踊祭に招致され数多くの受賞をおさめる。また、Lesley Universityにて修士を取得し、臨床心理士・米国公認ダンスムーブメントセラピストとしても活動している。
武安 由宇里
東京芸術大学院修士課程(先端芸術表現専攻)修了。バレエ・コンクール IN 横浜 コンテンポラリー部門(シニア)1位受賞。
在学中、国際交流基金 KAKEHASHI Project により渡米し、美術分野の中で生きる身体に関心をもち始める。現在はコントーションと踊りによる身体性を模索し、物質的な形としての身体と流動的な身体を用いて模索しながら作品創作を続ける。
火野7
熊本県生まれ。幼少期よりバレエとジャズダンスを学び、高校卒業後に渡米しカリフォルニア州の California Institute of the Arts にてコンテンポラリーダンスを学ぶ。在学中には、Yvonne Rainer、Dimitri Chamblas、島崎徹らの作品を踊る。現在は会社員をしながら、自分の身体でしか出来ない動きとは何かについて探求している。
Instagram: @hinonana7
藤井 千聖
富山県出身。5歳よりジャズダンスとバレエを学ぶ。富山市内の高校を卒業後は渡米し、ニューヨーク州立大学パーチェス校に在籍。現在、グラハムやカニングハムなどのモダンテクニックに加えニューヨークで活躍する様々なコンテンポラリーダンサーからダンスを学んでいる。
横濱 さくら
2歳の時に母親のケータイの着信音でおしりをふりふりしたのが人生初おどり。7歳で新体操を始める。高校で創作ダンスに出会い、踊りを創る楽しさを知る。その後、創ることをより論理的に幅広く学びたいと思い、武蔵野美術大学デザイン情報学科に進学。時に違いに頭を悩ませ、時に通づるものにときめきながら、踊りとデザインを行き来する。