2022年に YDC コンペティション I で受賞し、2024年にフランス国立ダンスセンター(CN D)での3か月のレジデンスを経験した、小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクの新作。東京デスロック(主宰:多田淳之介)が2006年にアトリエ春風舎で初演した『再生』を、2024年現在に再解釈し上演する。初演時の原案が保有する「集団自殺」のモチーフを捉えなおし、目に見えない孤独や孤立から生じる希死念慮と死生観を「個人」のものとして舞台に複数配置する。研究開発してきた舞台芸術の創造における多様な独自の仕組み(メカニズム)に基づき、「30分の物語を3回繰り返す」という原案の構造を「継承」の観点から多元的に解釈しながら、さらなる新しい構造を発見するための『再生』として創造する。
PROGRAM
3
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク『再生』
ダンスクロス
- 12.02 [Mon] 16:30
- 12.03 [Tue] 16:30
@横浜にぎわい座 のげシャーレ
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクOno Ayaka & Nakazawa Akira / Ayaka Ono Akira Nakazawa Spacenotblank
Graphic Design: Zhao Wenxin
『再生』
- 原案: 多田淳之介
- 出演: 古賀友樹、ゴーティエ・アセンシ、斉藤綾子、瀧腰教寛
- 出演&リハーサル・ディレクター: 宮 悠介、山口 静
- 出演&演出: 小野彩加、中澤 陽
- 共催: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
- 助成: ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル
- 協力: フランス国立ダンスセンター(CN D)
©︎ Dan Bellman
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
二人組の舞台作家・小野彩加と中澤陽が舞台芸術作品の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。舞台芸術の既成概念と、独自に研究開発する新しい仕組み(メカニズム)を統合して用いることで、現代における舞台芸術の在り方を探究し、多様な価値創造を試み続けている。固有の環境、関係から生じるコミュニケーションを創造の根源として、クリエーションメンバーとの継続的な協働と、異なるアーティストとのコラボレーションのどちらにも積極的に取り組んでいる。YDC2022 コンペティションI 城崎国際アートセンター賞及び若手振付家のための在日フランス大使館・ダンス リフレクションズ by ヴァン・クリーフ&アーペル賞 受賞。2023年度および2024年度、Dance Base Yokohama レジデンスアーティスト。