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PROGRAM
3

大森瑶子『A Park』

ダンスクロス


Leïla Ka『BOUFFÉES』『YOU’RE THE ONE WE LOVE』

ダンスクロス

  • 12.01 [Mon] 19:30
  • 12.02 [Tue] 19:30
@横浜にぎわい座 のげシャーレ

大森瑶子Omori Yoko

©Monia Pavoni courtesy Oriente Occidente

バレエ、コンテンポラリー、ストリートをミックスした独自のダンススタイル、ポップカルチャーの熱狂の底に潜んだ孤独に対する透徹した眼差し、自己を客体化する乾いたユーモアが、日本やヨーロッパで支持を得ている大森瑶子。この新作は、「今までの私の人生を一個の遊園地にした作品」だと大森は語る。これまでに自身が経験した様々な感情 – 共感の喜び、失恋の痛み、愛情、怒りや憎しみ – を身体と多彩な舞踊のボキャブラリーによって遊具に変換し、大森は奇妙な遊園地を作り上げて観客に差し出す。2025年9月イタリアのOrient Occidente Dance Festivalでのワールドプレミアを経て、日本初演。

『A Park』

  • 振付・出演: 大森瑶子
  • 共同制作: Oriente Occident
  • 共催: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
  • 助成: ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル
  • 協力: フランス国立ダンスセンター(CN D)
©田村穂乃香

大森瑶子 Omori Yoko

幼少からバレエ、コンテンポラリー、ヒップホップを学び、大学在学中に振付を開始。横浜ダンスコレクションでは2019年にコンペティションII 最優秀新人賞、21年末に『Help』でコンペティションI ベストダンサー賞を受賞した。『Help』は22年にダンス・エラルジ(パリ市立劇場の舞踊コンペティション)で第2位となり、23年にはイタリアで制作・初演した『PLAIN-chan』をリヨン、パリで上演。同年末には『Instant』が横浜ダンスコレクション・コンペティションIで受賞し、25年にCN D(フランス国立ダンスセンター)に滞在した。高解像度のダンス、現代人の孤独をポップに問う作品が共感を呼ぶ。

Leïla Ka

©Pierre Planchenault

Leïla Kaの日本初公演は、コンテンポラリーダンスの殿堂・パリ市立劇場のコンペティションで第1位となった『BOUFFÉES』(ブフェ)と、『YOU’RE THE ONE WE LOVE』。
舞台上には、ともにある困難に立ち向かう女性たち。その困難は確かに感じられるが、明確には示されない。彼女たちはよろめき、傷つきながらも、ときに喜びを見せ、進み続ける。無敵にも、あるいは悲劇的に脆くも見えるヒロインたちは、倒れてもなお抗い、力尽きるその瞬間まで闘い続ける。
この2作品は希望の叫びであり、身体が最も深く抱えているもの――私たちを支え、生かし続ける生命の衝動――を歓喜とともに解き放つ。
2018年のデビュー以来、いま最も注目される振付家の世界を伝えるダブルビル。

『BOUFFÉES』『YOU’RE THE ONE WE LOVE』

  • 『BOUFFÉES』:
  • 振付: Leïla Ka
  • 出演: Jade Logmo、Jane Fournier Dumet、Leïla Ka
  • 照明デザイン&衣裳: Leïla Ka
  • 照明マネージャー: Rodrig Desa
  • -----------------------------------------------------------------------------------------:
  • 『YOU’RE THE ONE WE LOVE』:
  • 振付: Leïla Ka
  • 出演: Jane Fournier Dumet、Leïla Ka
  • 照明デザイン: Laurent Fallot
  • 音響・照明マネージャー: Rodrig Desa
  • -----------------------------------------------------------------------------------------:
  • 制作: Compagnie Leïla Ka
  • 共催: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
  • 助成: ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル
©Estelle Avril

Leïla Ka

ビヨンセ、セザール賞(フランス映画技術アカデミー主催の映画賞)授賞式、チリ国立バレエ団などに振付を提供。ストリートとコンテンポラリーの影響を取り入れ、わずか数年でダンス界の注目を集める存在となる。ダンスの専門教育を受けることなく、16歳でストリートダンスの世界に足を踏み入れ、オーディションを経てマギー・マランの代表作『May B』に出演後、振付家として活動開始。これまでに発表した4作品はいずれも国際的に高く評価され、25か国以上で上演されている。2024年より、カンパニーはBNPパリバ財団の支援を受けている。