横浜ソロ×デュオ<Compétition>+の受賞者が決定いたしました!

若手振付家のための在日フランス大使館賞 
ロサム・プルデンシャド・ジュニア  振付作品:“Which Way?”

「夢のようでとても嬉しいです。帰国して家族で早く受賞のお祝いをしたいです。

 これからは色々な国で振付家として頑張っていきたいです。

 まずは6ヶ月間、フランスでしっかり勉強をし、経験を積みたいです。

 


【未来へはばたく横浜賞】 
【MASDANZA賞】

田畑 真希  振付作品:“ドラマチック、の回”

「想像もつかなかったことなので本当に嬉しいです。一緒に踊ってくれたダンサーに感謝します。

 また、支えてくれたスタッフの方々、本当にありがとうございます。  

 これから未来へはばたけるよう頑張ります。

 


審査員賞】
長内 裕美  振付作品:“concord” 

「初めて自分で振付けた作品ということもあり、受賞できるとは思っていませんでした。

 すごく嬉しいです。この受賞をばねに、次の作品の創作をがんばっていきたいです。」


審査員賞】
古家 優里  振付作品:“てまえ悶絶~3000円くらいの自己肯定~”

「本当に嬉しいかぎりなのですが、あまりにもびっくりして目玉が出ました。

 さらに眼力をつけることをめざしてがんばります。

 

 

国内外の新進振付家を発掘・支援・育成することを目的として開催されるコンペティション。今回は、14カ国192組という過去最多の応募振付家の中から、ビデオ審査を経て選ばれたファイナリスト15組が、フランス留学などの副賞を目指し、身体表現の可能性に挑戦します。未来にはばたく新進振付家の登場に注目です。

【横浜ソロ×デュオ<Compétition>+】審査員
レベッカ・リー:レ・ラボラトワール・ドーベルヴィリエ マネージャー
伊東 順二: 富山大学芸術文化学部 教授、美術評論家
川崎 徹: 演出家
村上 香住子: 作家
浜野 文雄: 『ダンスマガジン』編集委員 
エレーヌ・ケルマシュター:フランス大使館 文化アタッシェ
フィリップ・ラルー: 横浜日仏学院 院長
藤﨑 信裕: 横浜赤レンガ倉庫1号館 館長

■日程:2009年2月5日(木) 19:00 開演(18:30 開場)
【グループ部門】
[振付家]Claire Parsons、Petter Jacobsson / Thomas Caley、江積 志織、古家 優里

■日程:2009年2月6日(金) 19:00 開演(18:30 開場) (好評につき完売しました)
【グループ部門】
[振付家]田畑 真希
【ソロ×デュオ部門】
[振付家]Philip Bergmann、井田 亜彩実/黒田 なつ子、鈴木ユキオ

■日程:2009年2月7日(土) 15:00 開演(14:30 開場) (好評につき完売しました)
【ソロ×デュオ部門】
[振付家]Lee Jung-Jin、Roser López Espinosa、倉掛 啓輔、玉川 さやか

■日程:2009年2月8日(日) 15:00 開演(14:30 開場)*表彰式あり
【ソロ×デュオ部門】
[振付家]Marika Hedemyr、Rhosam Jr. Prudenciado、長内 裕美

■会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 3階ホール

■料金:前売一般3,000円(当日3,500円)学生2,000円(当日2,500円)
4日間通し券 8,000円(前売のみ)

●全席自由
●公演順未定

●2月5日(木)
【グループ部門】
クレア・パーションス
振付作品:“MOUSE A ROKOKO TALE”

<Claire Pasons Co.>はスウェーデン、ストックホルムを基盤とするダンスとパフォーマンスのグループで、規模を問わずさまざまなセッティングでダンス、パフォーマンス、ビジュアル作品を創作している。パーションスは過去が現在を喚起するような実験的試みの中で視覚的なドラマと皮肉なユーモアを組み合わせ、パフォーマンスとダンスを融合して観客に提示している。ヨーロッパ諸国の巡業公演、世界各地での上演を行っている。2008年は、ロシアの前衛ダンサーと共演、ストックホルム文化フェスティバルでの上演、ダンス・ミュージアムでソロ作品の上演、新作を2点制作している。2008年には、スペイン、ポルトガル、デンマーク、ロシアで公演している。大人向けの作品だけでなく、青少年のための作品も制作している。最近では、Cirque Du Soleilでマスタークラスを指導、またHouse of Danceで講義とパフォーマンスを行っている。

ペッテル・ヤコブソン/トーマス・ケイリー
振付作品:“UNTITLED PARTNER”

<Scentrifug>は舞台パフォーマンス、イベント、映画、インスタレーション、ワークショップを行うプロジェクトベースのコンテンポラリーダンス・カンパニー。<Scentrifug>はスウェーデンで20点以上の作品を制作・上演しており、国際的には、ニューヨークからサンクトペテルブルグまで、ジョイス・ソーホー(ニューヨーク)やロイヤルオペラハウス(ストックホルム)で活躍している。<Scentrifug>はストックホルムのロイヤルオペラハウスやFärgfabrikenでの振付、ニューヨークのMartha @ Motherでの熱狂的な成功、最高の振付に与えられるゴールドマスク賞を受賞(2003年)した“Chess - The Musical”の制作で名が知られている。また、Moderna Dansteatern(ストックホルム)、ミュージックホール(サンクトペテルブルグ)、Skanes Dansteater(マルモ)、ギャラリースペースdcEX(ストックホルム)でも活動。最近の作品には“Nightlife”(2005年)、2008年冬にModerna Dansteaternで<Skanes Dansteater>(マルモ)により初演された“Paradise?”(2006年)、“PostParadise”(2007年)、“Untitled Partner”(2007年)、“Niagara Falls”(2008年)、“Flux”(2008年)がある。

江積 志織
振付作品:“情動”

1980年藤井公・利子、高野尚美のもと踊りを始める。2005年文化庁新進芸術家国内研修員として<黒沢美香&ダンサーズ>で研修。全国舞踊コンクール創作舞踊部にて2003年“天界の荒野”・2004年“脆弱な心”2位、2006年“庭の雪”3位、埼玉国際創作コンクールにて2005年“青い月”特別賞を受賞。2003年より毎年新作を発表し高い評価を受けている。



審査員賞】
古家 優里
振付作品:“てまえ悶絶~3000円くらいの自己肯定~”

お茶の水女子大学舞踊教育学コース卒業。2006年、同大学の同級生と<プロジェクト大山>を結成。2007年「踊りに行くぜ!!vol.8」に選出。“てまえ悶絶”を大分、高知、淡路島にて上演し、同企画のSPECIAL IN 大阪・東京にも出演する。2008年トヨタコレオグラフィーアワードのセカンドステージに選出された。



●2月6日(金) (好評につき完売しました)
【グループ部門】

【未来へはばたく横浜賞】 
【MASDANZA賞】

田畑 真希 
振付作品:“ドラマチック、の回”

3才からクラシックバレエを始める。桐朋学園短期大学演劇科にて様々なジャンルの表現を学ぶ。2000年よりコンテンポラリーダンスの活動を始め、これまで<Co.山田うん>、<伊藤キム+輝く未来>、<レニ・バッソ>、杏奈、等のカンパニー作品にダンサーとして参加。現在は振付家として自身の作品づくりにも取り組んでいる。



【ソロ×デュオ部門】
フィリップ・ベルクマン
振付作品:“Minus Zero”

1976年、ドイツ、アルンズバーグに生まれる。16歳の時、ジョン・クランコ・スクール(シュツットガルト)と芸術専門高校(ケルン)でダンスを学び始める。ダンサーとして主に<Nuremberg Dance Company>と<icelandic Dance Company>で活動。ミュンヘンを拠点として、3年前からフリーランスの振付家として活躍している。



井田 亜彩実/黒田 なつ子
振付作品:“life-40億倍の世界から覗いてみたら…-”

現在、筑波大学に在学。これまで全国大会において数多くの賞を受賞している。極限的な表現を通して身体の持つ可能性を追求している。今回の作品では、「女性」の身体という枠にとらわれない神秘的かつ幻想的な世界観を表現した。



鈴木 ユキオ
振付作品:“Love vibration”
(NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)2008年「DANCE×MUSIC!vol.3」委嘱作品)
1997年アスベスト館にて舞踏を始め、室伏鴻などの作品に参加。2000年<金魚>設立。切実な身体を並べた、ドキュメンタリー的演出・振付方法が注目を集める。近年は、バレエ団ダンサーへの振付や「アジアダンス会議」参加等、振付家として幅広く活動している。2008年トヨタコレオグラフィーアワードで「次代を担う振付家賞」受賞。


●2月7日(土) (好評につき完売しました)
【ソロ×デュオ部門】
イ・ジョンジン
振付作品:“使用説明書”

第16回全国ダンスコンペティション、「ベストダンサー」賞
第15回全国ダンスコンペティション、「ベストダンサー」賞
第7回「dance and people young dance」コンペティション、「ベストダンサー」賞



ロセル・ロペス・エスピノサ
振付作品:“The lizard's skin”

2005年、アムステルダムの演劇学校のMTD部門を卒業し、ImpulsTanzフェスティバル(ウィーン、2005年)で、danceWEBヨーロッパ奨学金を獲得。ダンサーとして、バルセロナの<Àngels Margarit-Cia Mudances>、Iago Pericot、<Las Malqueridas>、<Bebeto Cidra>、アムステルダムのMarta Reig Torres、<Magpie Music Dance Company>、Pere Faura、リスボンの<Susana Amarante Duarte>と共演している。2006年、エスピノサが創作したソロ作品“The Lizard's Skin”は第11回マスダンサのソロコンテスト(スペイン)で第一位を受賞し、主要な国際フェスティバルで上演されている。2008年には、Mercat de les Flores BCSTXプログラム(スペイン、バルセロナ)で“Còncau, II”を初演。また、International Choreography Contest Burgos-New YorkのNew Tendency 部門で第二位を受賞している。

倉掛 啓輔
振付作品:“禽(とり)という動物”

1987年生まれ。現在宮崎大学教育文化学部に在籍。幼少より身体の動きに興味があり、生活の中で表現を極める。多様なスポーツの経験を重ね、18歳の時に本格的にダンスを始める。同大学の学生で結成しているダンスユニット<んまつーポス>の一員。“金の羽毛をもつトカゲのためのポスター♯4”に出演。



玉川 さやか
振付作品:“maybe we were”

2001年ロンドンのラバンセンターにてBA(Hons)(学士)を、2003年同じくラバンにて振付のMA(修士)を取得。2001年より自身のダンスカンパニー<synapse>を結成。以後エディンバラフェスティバルや、イギリス、ヨーロッパ各地での公演を行う。2009年3月3日には新作4作品を発表する公演を企画している。



●2月8日(日)
【ソロ×デュオ部門】
マリカ・ヘーデミュール
振付作品:“JUST IN TIME”

スウェーデン出身。コンテンポラリーダンスの振付家 兼 ダンサー。ラバンセンター・ロンドンで学ぶ(1999年)。2000年春、スウェーデンに戻り、<Crowd Company>を設立。歩行者の動きや非言語コミュニケーションからインスピレーションを受け、ダンスパフォーマンスの境界や場に挑戦している。ダンス教師・講師としても人気が高い。1999年の卒業研究ではCORD賞を受賞、その他、Västra Götaland地方文化賞(2001年)、ヨーテボリ市文化賞(2002年)を受賞している。また、2004年、2007年、2008年にスウェーデン芸術助成金委員会から助成金を獲得している。

若手振付家のための在日フランス大使館賞 
ロサム・プルデンシャド・ジュニア 
振付作品:“Which Way?”

フィリピンのコンテンポラリーダンス・カンパニー<Airdance Company>の団員、振付家、ヒップホップ・ジャズ講師として活動。San Agustin Iloilo大学では<Kawilihan Dance Troupe>の前団長。<UP Dance Company>のゲストアーティスト。“Which Way?”で2008年Wifi Body Contemporary Dance Festival, New Choreographer’s Competitionで第二位を受賞。また、ダンス技能を用いてさまざまな音楽ビデオ、“ウエストサイドストーリー”の演劇制作、<Airdance Company>の一員として、第5回Mindanao Modern Dance Competition、TARI 2007マレーシアに参加、その他の主なショーで活躍している。

審査員賞】
長内 裕美
振付作品:“concord”

1983年生まれ。幼少よりクラシックバレエを習う。2006年お茶の水女子大学舞踊教育学コース卒業。在学中より<H・アール・カオス>等の舞台に出演。その後、級友5人と<プロジェクト大山>を結成し、2007~2008年には「踊りに行くぜ!!vol.8」にて全国巡回公演に参加する。その一方で、独自の表現方法や即興にも興味を持ち、ソロ活動も始める。