PROGRAM
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梅田宏明『indivisible substance』

2022年4月に初代「横浜赤レンガ倉庫1号館振付家」に就任した、梅田宏明。待望の最新作は、新コンセプトのダンス・パフォーマンスだ。 写真表現からダンスに進んだ梅田は、特定のダンスのジャンルに留まらず、身体をメディアアートの領域に開き、2002年YDCでの作品発表をきっかけに国際的なアートシーンで活動を展開してきた。 ひとつの空間・時間のなかで演者と観客がダンスを共有する伝統的な公演方式に対して、梅田はオンラインでこそ可能なダンスの見せ方にコロナ禍以前から関心を抱き、多様な探求を続けてきた。この作品のためには、2021年からダンサーとの制作を開始し、音楽にAOKI takamasa、ヴィジュアルに松山周平とTHINK AND SENSEら各分野でデジタル表現の先端を探るアーティストとの有機的なコラボレーションを進行。リアルな身体と虚構の身体が会場に立ちあげるスリリングなダンスは、VR作品や映像作品にも展開され、これまでにない多面的な鑑賞体験を観客に提案する。

  • 12.7 [Wed] 19:00
  • 12.8 [Thu] 19:00
@横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
  • ディレクション・振付:梅田宏明
  • 出演:中村優希、林田海里、YULI
  • 音楽:AOKI takamasa
  • ビジュアルディレクション:S20
  • ビジュアルクリエイション:THINK AND SENSE
  • – テクニカル・ビジュアルディレクション:松山周平
  • プロダクション・マネジメント:田野入涼子
  • 制作:S20
  • 共同委嘱:West Kowloon Cultural District(香港)、横浜赤レンガ倉庫1号館

  • ※本公演の鑑賞形態は、「公演+オンライン視聴」もしくは「オンライン視聴(チケットぴあのみ取扱い)」となります。
梅田宏明 Photo:Tarumi Aya

梅田宏明

東京都出身の振付家、ダンサー、ビジュアル・アーティスト。写真を学んだ後に身体表現に関心を広げ、特定のメソッドにとらわれずに視覚芸術やデジタル表現も取り入れた領域横断的なダンスアートを独自に追求。2000年から作品の発表を開始し、2002年横浜ダンスコレクションで上演した『while going to a condition』が国際的に評価され、フランスをはじめ現在まで世界の40ヶ国、150以上の都市でパフォーマンス作品や身体感覚にフォーカスしたインスタレーション作品を発表している。サウンド、映像、照明デザインも手がけ、独創的なムーブメントとデジタルテクノロジーが融合する梅田の作品は、ビジュアルアートの文脈でも高く評価されている。
2022年4月に日本を代表するダンス拠点のひとつである横浜赤レンガ倉庫1号館の初代横浜赤レンガ倉庫1号館振付家に就任し、新たな発想でダンスの創作、上演、普及の活動を行う。