PROGRAM
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岡本 優『OBEY to Supreme』

ダンスクロス

バレエ、ジャズ、ストリートダンスを経てコンテンポラリーダンスを活動の場に選んだ岡本は、多彩なテクニックを持つダンサーとしてさまざまな振付家の作品に出演し、ダンスカンパニー「TABATHA」を主宰する振付家としても注目されてきた。
​この新作は、YDC2019コンペティションIで在日フランス大使館賞を受賞し、アワードで滞在したパリの国立ダンスセンターで今年6月に制作・発表したソロ『OBEY to Supreme』が出発点。初のパリ滞在で自由な町の空気を吸い、臆せず自分の生きざまを示す人々に出会い、改めて自分と向き合ったとき、「自分にとって最高のものに従って生きる」決意を新たにしたと岡本は言う。今、岡本の関心は、自分の好きな物事や感覚の表現にとどまるのではなく、ダンスというフィジカルなアートによって、踊り手のマインドや内に秘めるスピリットを伝えること。キャリアの新たな段階へ進む、若き振付家のステートメントを見届けたい。

  • 12.16 [Fri] 19:00
  • 12.17 [Sat] 15:00
@横浜にぎわい座 のげシャーレ
  • 振付・構成・演出・出演:岡本 優

  • 助成:ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル
  • 協力:CN D
岡本 優

岡本 優

東京都出身のダンサー、振付家。3歳からバレエ、その後にジャズ、ストリートを学ぶ。桜美林大学入学後からコンテンポラリーダンスに没頭し、活動を開始。均整のとれた長身、多彩なテクニックを持つダンサーとして笠井叡、木佐貫邦子、近藤良平らの振付作品に出演する。2011年からはダンスカンパニー 〈TABATHA〉を主宰、豊かな振付のボキャブラリーを駆使し、スタイリッシュな映像や美術を用いて、独自のユーモアと批評性により同時代の空気をダンスに昇華させる作品を発表。トヨタコレオグラフィーアワード2012ファイナリスト、横浜ダンスコレクション2019では「若手振付家のための在日フランス大使館賞」と「シビウ国際演劇祭賞」をダブル受賞。岡田利規演出 歌劇「夕鶴」出演のほか、official髭男ism「HALLO」ミュージックビデオ出演、CM振付等エンタテインメント界でも活躍している。