PROGRAM
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Movers Platform JP1

Photo:Ohno Ryusuke

コンテンポラリー、モダン、ストリート等、さまざまなダンス経験者からなる「ムーバー」が、ユニークなムーブメントを探求し、発展させるのが『Movers Platform』。振付の創造も実践も目的とせず、「ムーブメントそのもの」に次世代のクリエーションへ繋がる価値観を認める、梅田宏明が提案する新たなプラットフォーム(活動の基盤)だ。
2020年に台湾とのコラボレーション企画として始動、2021年横浜、2022年にはギリシャでも実施され、梅田がキュレーションを行ったショーイングも複数回行われてきた。文化的コンテキストを離れ、純粋な動きの欲望に還元されたダンスの原石に出会えるのが、『Movers Patform』の魅力。個性的なムーバーたちが生みだす、予期せぬ動きや新鮮なフォルムを発見するスリルと快楽があり、次々と現れる高いクオリティの動きに引き込まれるとき、共振するかのような独特の感覚をオーディエンスも得るだろう。

  • 12.16 [Fri] 17:00
  • 12.17 [Sat] 17:00
@象の鼻テラス
  • ディレクター:梅田宏明
  • 出演:AYUMI、大塚郁実、女屋理音、小㞍健太、鈴木夢生、Chika-J、中村優希、林田海里、YULI
  • 企画製作:S20
梅田宏明 Photo:Tarumi Aya

梅田宏明

東京都出身の振付家、ダンサー、ビジュアル・アーティスト。写真を学んだ後に身体表現に関心を広げ、特定のメソッドにとらわれずに視覚芸術やデジタル表現も取り入れた領域横断的なダンスアートを独自に追求。2000年から作品の発表を開始し、2002年横浜ダンスコレクションで上演した『while going to a condition』が国際的に評価され、フランスをはじめ現在まで世界の40ヶ国、150以上の都市でパフォーマンス作品や身体感覚にフォーカスしたインスタレーション作品を発表している。サウンド、映像、照明デザインも手がけ、独創的なムーブメントとデジタルテクノロジーが融合する梅田の作品は、ビジュアルアートの文脈でも高く評価されている。
2022年4月に日本を代表するダンス拠点のひとつである横浜赤レンガ倉庫1号館の初代横浜赤レンガ倉庫1号館振付家に就任し、新たな発想でダンスの創作、上演、普及の活動を行う。