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ヨコハマダンスコレクション 2023
同時代が求めるコンテンポラリーダンス
横浜を拠点に1996年から毎年開催しているヨコハマダンスコレクションは、今回で29回目を迎えます。ファイナリスト500組以上の新しい創作を生んできた公募型コンペティション、近年の受賞アーティストによる自由な表現、グローバルに活躍する振付家の独自な世界、国内外のダンスネットワークとの連携による多様な芸術表現など、今回も多層的に構成されています。舞踊のジャンルを超えて既成の形や様式がない表現、枠組み自体から外れようとする踊り。つくり手と観客が一つの空間でその本質と価値に直接触れることができるコンテンポラリーダンスは、身体と社会の関係や人間そのものを見つめ直す、私たちの現在を知覚するアートです。
現象を見るー自然と身体ー
コロナ禍の中で世界中で壁がますます高くなっているように感じます。今こそ自然や宇宙などの大きな視座で世界を捉えこれからを考えるきっかけとしたいと思います。また現代には過剰な視覚情報が溢れています。身体は環境に影響を受けると同時に、その動きひとつが世界全体に影響を与えます。身体は自律した生命体であり最も身近な自然そのものです。海や空、稲妻、風、雨水など自然界に存在する様々な現象、光も音も身体もあらゆるものは等価に存在しています。耳を澄まし、肌で感じながら、想像力を持って全身で感じ取る時間、身体が解き放つ世界に様々なインタラクションが生まれることを期待しています。
小野 晋司
横浜赤レンガ倉庫1号館 館長/チーフプロデューサー
横浜を拠点に毎年開催されているコンテンポラリーダンスの祭典。
世界的な振付コンクールの日本プラットフォームとして1996年にはじまり、今回で29回目を迎える。
500組以上の振付家を世界に送り出したコンペティションのほか、近年の受賞者による公演、世界的に活躍する振付家による新作、海外のダンスフェスティバルとの連携プログラムなど、多彩なプログラムで構成される。
OUTLINE | 開催概要
主催:
横浜赤レンガ倉庫1号館[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]
共催:
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、象の鼻テラス、横浜にぎわい座[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]
助成:
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流支援))独立行政法人日本芸術文化振興会、駐日スペイン大使館
提携:
YPAM(横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会)、MASDANZA、MUTEK.JP
協賛:
株式会社JVCケンウッド、キリンビール株式会社横浜支社
協力:
城崎国際アートセンター(豊岡市)、スタジオアーキタンツ、穂の国とよはし芸術劇場PLAT(豊橋市)、急な坂スタジオ、株式会社ジェー・エス・エス
後援:
駐日韓国大使館 韓国文化院、横浜市にぎわいスポーツ文化局、新書館「ダンスマガジン」、公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー