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ヨコハマダンスコレクション 2025

「Where are we? ダンスの現在地」

 コンテンポラリーダンスには新たな発見があります。いままで見えていなかったものが見える時間と空間。2020年代のいま、アジアのコンテンポラリーダンスはこれまでとは異なるフェーズを歩んでいます。それぞれの地域に豊かな伝統と美意識、多様な身体文化が根付いているアジアで、それらを土台にしながら、言語、民族、国境、性別、世代、既成の概念を超えて積み上げられてきた身体表現が人と人とを繋いでいます。境界線を薄くして固定観念やしがらみから解放された次元で多領域のアーティストが結びついて協働する、個性や創造性に基づくコラボレーションの数々。個と個が自由な地平で繋がり、世界と身体との間や身体性そのものを探求する創造の時空が目の前に広がっています。
 日本の美意識や価値観についての長期リサーチを経て世界初演となるドイツ拠点の建築家と日欧二拠点の振付家による『Engawa, The Self in Season』、日本と香港を拠点に革新的な創造活動を展開してきたダンス集団間の創造的信頼関係に立ち上がる『Bridging Bridge』、その創作プロセスに様々なテクノロジーを使いながらムーブメントの新しいボキャブラリーを探求して見えないものを可視化しようとする『WAVES』で、アジアの現在に触れていただきたいと思います。これまで500名を超える振付家が創作キャリアをスタートした公募型コンペティション、さらに近年のコンペティション受賞者による意欲的な最新作や海外のダンスフェスティバル等との連携プログラム等、全26作品が上演されます。横浜で毎年開催しているコンテンポラリーダンスの祭典、31回目のヨコハマダンスコレクション2025でお待ちしています。

横浜赤レンガ倉庫1号館館長 小野晋司

横浜を拠点に毎年開催されているコンテンポラリーダンスの祭典。
世界的な振付コンクールの日本プラットフォームとして1996年にはじまり、今回で31回目を迎える。
約500名の振付家を世界に送り出したコンペティションのほか、近年の受賞者による公演、世界的に活躍する振付家による新作、海外のダンスフェスティバルとの連携プログラムなど、多彩なプログラムで構成される。

OUTLINE | 開催概要

主催:

横浜赤レンガ倉庫1号館[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]

共催:

在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、横浜にぎわい座[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]

助成:

文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流))|独立行政法人日本芸術文化振興会、駐日スペイン大使館、台湾文化部、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター

提携:

横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会、MASDANZA、スタジオアーキタンツ、穂の国とよはし芸術劇場PLAT(豊橋市)

協賛:

三菱地所株式会社、株式会社JVCケンウッド、キリンビール株式会社横浜支社

協力:

ランドマークプラザ・クイーンズタワーA、MARK IS みなとみらい、株式会社ジェー・エス・エス、横浜中華街発展会協同組合

後援:

駐日韓国大使館 韓国文化院、横浜市にぎわいスポーツ文化局、新書館「ダンスマガジン」、公益財団法人横浜市観光協会、一般社団法人横浜みなとみらい21