2021年2月に YDCコンペティション I で審査員賞を受賞し、2024年には主宰するカンパニーMWMWで初の海外ツアーとなるアメリカ公演を行った、高橋萌登の新作ダブルビル。二作品のうち一つは、自身のダンスのルーツであるクラシックバレエ、もう一つはダンサー兼振付家として作品づくりの基盤となっているストリートダンスに焦点を当てる。これまでのテクニックを融合させたスタイルから、複数の軸を一度分解し、個々のテクニックに特化することで新たな可能性を探る。一見対照的なスタイルを対比させることで、自身が思い描く新たなダンスの領域へ進んでいく。
PROGRAM
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高橋萌登<MWMW> 両A面的ダブルビル公演『已己巳己 / Mushrooming』
受賞者公演
- 12.03 [Tue] 19:30
- 12.04 [Wed] 19:30
@横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
高橋萌登Takahashi Moto
両A面的ダブルビル公演『已己巳己 / Mushrooming』
- 構成・演出・振付: 高橋萌登
- 出演: 金森温代、中谷友紀、大西優里亜、高橋萌登
- パフォーマンス・ビジョン・イネーブラー: 伊藤千枝子
高橋萌登
振付家・ダンサー・ビデオグラファー。長野県出身。幼少よりクラシックバレエを学び、2011年から KENTARO!! 主宰のダンスカンパニー東京 ELECTROCK STAIRS に参加し、国内外の公演に出演。並行して2013年から振付活動を本格化する。ソロ作品『きぼうがどうとか』(2014)、『まどろみのしろ』(2015)は国内のみならず、韓国、フランス、イタリアでも上演され、韓国では国際共同制作も行う。2017年には主宰カンパニーMWMW(モウィモウィ)を立ち上げ、2021年に『幻モキュメント』で YDCコンペティション I で審査員賞と城崎国際アートセンター(KIAC)賞をW受賞。異なるダンススタイルを巧みに融合させ、高い技術力を活かしながら、多様な表現の可能性を探る独自の世界観を創り出している。