横浜ダンスコレクションR受賞者公演
<同時上演> 特別プログラム「ヨーロッパの事情」
横浜ダンスコレクションのコンペティションにて受賞後、フランス留学を経て活躍の場を広げる岩淵多喜子が4年ぶりに登場。名実共に日本のコンテンポラリーダンス界を代表する振付家による公演をお楽しみ下さい。また、今回は特別プログラムとして、フランス、ドイツの振付家による作品も同時上演します。質の高い公演を一気にご覧いただけるチャンスです。
■日程:2010年2月11日(木・祝) 16:00開演(15:30開場)
[振付家]岩淵 多喜子 振付作品:"Against Newton"、ペリーヌ・ヴァッリ 振付作品:"Serie"、ファブリス・マズリア 振付作品:"HUE score - 6"
■会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 3階ホール
■料金:一般3,500円(当日4,000円)、学生2,500円(当日3,000円)
●全席自由 ●公演順未定
受賞者公演
(c) 鹿島 聖子
岩淵多喜子
作品名:"Against Newton"
作品名:"Against Newton"
2001年横浜ソロ×デュオ<Compétition>
【若手振付家のための在日フランス大使館賞】
【(財)横浜市文化振興財団賞】受賞
ロンドンラバンセンターにてコンテンポラリーダンスを学ぶ。ダンサーとしてHerve Robbe、Ted Stoffer等のプロジェクトに参加後、1999年<Dance Theatre LUDENS>を設立。代表作にパークタワーネクストダンスフェスティバル委嘱作品"Be"、"Es"、"Distance"、新国立劇場委嘱作品"Against Newton"、"Against Newton II"、横浜ダンスコレクションR2006参加作品"Moments"等。2005年"Distance"にて日本舞踊批評家協会新人賞受賞。国内の他、ImpulsTanz(オーストリア)、ADF(アメリカ)等、世界9カ国の著名なフェスティバルにて作品を上演、高い評価を得ている。近年はカンパニー活動に加え、ソロ活動、ジュリー・ニオシュとの国際共同製作、東京国際ダンスワークショップを主催する等、活動の幅を拡げている。
(c)池上 直哉
特別プログラム 「ヨーロッパの事情」
ファブリス・マズリア
故郷のジュネーブでダンスを学んだ後、アテネ国立学校、ルードラ・ベジャール・ローザンヌバレエ学校で学ぶ。その後、オランダのネザーランド・ダンス・シアターに在籍し、1997年、フランクフルトバレエ団の一員になる。現在は、フォーサイス・カンパニーで活躍。これまでにオリジナル作品を数点制作。他のアーティストとの共同作品には、chekroun/mazliah/san martin collectifによる "remote versions"、 "double b(l)ind"、そしてIoannis Mandafounisとの共同作品"P.A.D."がある。"HUE"は2007年12月、フォーサイス・カンパニーの6人のメンバーと共同制作され、フランクフルトのボッケンハイム・デポで発表された。最新作 "ZERO"は May Zarhy、Mandafounisとの共同作品で、クンステン芸術フェスティバル、キュンストラーハウス・モウソントゥルム、ランコントル・コレグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ、パクト・ツォルフェライン、ノルマンディー秋の芸術祭で発表された。初演は2009年11月、ノルマンディー秋の芸術祭で行われている。これらの作品はヨーロッパ各地の会場やフェスティバルで公演されている。
(c)Dominik Mentzos
(c)Vittorio Mortarotti
ペリーヌ・ヴァッリ
1980年、エクス=アン=プロヴァンス生まれ。
フランスとスイスの二重国籍で、振付家・ダンサーであるペリーヌ・ヴァッリは、エステル・エリティエやシンディ・ヴァン・アケールと数作品において共演。("A5", "Corps 00:00","Kernel"...)
2005年1月、<Association Sam-Hester>というカンパニーを設立し、初作品 "Ma cabane au Canada"を制作。
2006年、パリのマン・ドゥーヴルで3年間のレジデンスを獲得し、第二作品目"Serie"を制作する。ミュージシャンのコリーンと制作したこの作品は、スイス、フランス、ベルギー、オランダで上演し、スペインのMASDANZA国際振付コンテストにおいて、第一位を獲得し、同時にスイスのプラットフォーム Tanz>Faktor>Interregio 2008に選抜される。
2008年、第三作目 "Je pense comme une fille enleve sa robe"を制作。
2009年、 キュルチュール・フランス(フランス芸術振興協会)のプログラム "Hors les murs"により、日本でのレジデンスが出来る研究助成金を獲得。同年5月には、チューリッヒの振付コンテストで第二位を授与されている。
(c)Sandra Piretti